項目 | 内容 | |
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事業名 | 難治性疾患実用化研究事業 | |
研究課題名 | 変異mtDNA標的薬剤による変異ミトコンドリア除去治療法開発 | |
研究代表者名 | JasonLin | |
研究代表者の所属機関名 | 千葉県がんセンター研究所がん遺伝創薬研究室 | |
研究対象疾患名(または疾患領域) | ミトコンドリア病 | |
研究のフェーズ | 非臨床試験 | |
難病プラットフォームとの連携の有無 | なし | |
研究概要 | ミトコンドリア病は、小児で最も多い先天性代謝異常症であり、その病態や病因遺伝子は多様でそれぞれのミトコンドリアDNA(mtDNA)もしくは核内DNA変異を標的にした根本治療を目指す薬剤開発が求められている。本事業では、当該疾患で高頻度に見られる疾患の原因であるmtDNAの変異そのものを標的とし、そのコピー数を減らすことによる根本的な治療法の開発を目指し、さらに多くの患者を対象にした薬剤開発を目指すことを目的とする。ミトコンドリア変異で最も頻度が高いMELAS m.3243A>G変異に対して合成したPIP-TPPもしくはそのデリバティブをミトコンドリア病の治療薬として創薬開発を進める。我々の開発したミトコンドリア誘導脂溶性カチオン化合物TPP(R.A.J Smith et al, PNAS 100;9: 5407-5412. 2003)とPIPの複合体PIP-TPPはミトコンドリアへの局在とミトコンドリア内への貯留効果そして変異mtDNAを含むミトコンドリアにマイトファジーを誘導し、変異mtDNAのコピー数の減少を促進することでMELASの根本治療薬開発に繫がる可能性をMELAS m.3243A>G変異ヘテロプラスミー細胞で確認した。令和3年度よりリード候補を選択し、さらに実験動物移植モデル、患者由来細胞で確認を進め、mtDNAの多型を含むSNVを標的にすることでより多くの患者の治療に使用できる可能性を検討して行う。 | |
レジストリ情報 | ||
なし | ||
バイオレポジトリ情報 | ||
なし | ||
担当者連絡先 | ||
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