項目 | 内容 | |
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事業名 | 難治性疾患実用化研究事業 | |
研究課題名 | 福山型筋ジストロフィーに対する低分子化合物スクリーニングを用いた分子標的治療法開発 | |
研究代表者名 | 池田真理子 | |
研究代表者の所属機関名 | 藤田医大 | |
研究対象疾患名(または疾患領域) | 福山型筋ジストロフィーと類縁疾患 | |
研究のフェーズ | 病態解明研究;シーズ探索研究 | |
研究概要 | 福山型筋ジストロフィー(FCMD)は本邦特有の重篤な難病で、筋症状に滑脳症など重度な中枢神経症状も併発し予後不良で約千名の患者が存在する。申請者は、FCMDが責任遺伝子フクチン非翻訳領域への、トランスポゾンの挿入型変異によるスプライシング異常症であることを発見し、アンチセンス核酸(AON)を動物・患者細胞系に投与し、骨格筋での正常蛋白の回復、標的蛋白のαジストログリカンの糖鎖回復に成功した(Taniguchi-Ikeda et al, Nature 2011,特許1(スプライシング部位に相補的なAON投与、エクソントラップ阻害剤に関する内容))。その後製薬企業と共同で人を対象としたAON開発に成功し(特許2)前臨床試験が進行中である(医薬品としてのAONで単剤の効果を申請)。本疾患は、病態を反映する動物モデルが存在しない。申請者はAMEDの支援を受け、疾患特異的iPS細胞を用いて、三次元培養法を用いた疾患モデルを作成し、その病態の形成時期を明らかにした(難治性疾患実用化研究事業H28-29/未発表)。一方AONは薬価が高額で、経静脈では中枢移行しないことより、経済的、及び患者の服用コンプライアンス、中枢への移行を考慮すると新規の低分子化合物等の治療法開発が望まれる。 本研究の目的はFCMDの病態機序である、①フクチン遺伝子のスプライシング異常、フクチン蛋白の細胞内局在、αジストログリカンの糖鎖異常に着目し、その評価系を構築する. 評価系を用い②低分子化合物によるドラッグスクリーニングを行う.上記3つのアプローチを用いて効果の得られるヒット化合物を選出し、③非臨床試験へと繋げる()④リード化合物を疾患モデルを用いてその効果を検証する(1-3年目)。③においては、リード化合物を得られた場合、協力企業と化合物構造最適化、非臨床POCの確立と臨床における用法・用量の推定や、薬効薬理評価、薬物動態試験、初期毒性試験による評価も行う。 | |
レジストリ情報 | ||
対象疾患/指定難病告示番号 | 福山型筋ジストロフィー 先天性筋ジストロフィー | |
目標症例数 | 500 | |
登録済み症例数 | 300 | |
研究実施期間 | ||
レジストリ名 | ||
レジストリの目的 | 自然歴調査 | |
調査項目 | ||
第三者機関からの二次利用申請可否 | ||
二次利用申請を受けた場合の対応方法 | ||
レジストリURL | ||
バイオレポジトリ情報 | ||
生体試料の種類 | 血漿・血清;DNA;組織;細胞 | |
収集サンプル数 | ||
外部バンクへの寄託 | ||
外部からの使用申請の受け入れ可否 | ||
外部からの使用申請への対応 | ||
検査受け入れ情報 | ||
なし | ||
担当者連絡先 | ||
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